ベンツ Sクラス概要
下位にEクラスが存在し、ダイムラーの販売する車種では上位にマイバッハ 57/62が存在する。Sクラスをベースとした派生モデルとしてフラグシップクーペのCLクラスがある。なお、Sクラスと同じプラットフォームを利用したオープンタイプのモデルは発売されていない。もともと、メルセデス・ベンツブランドの最高峰に位置していたため、従来はショーファードリブンカー(運転手による運転)を強く意識したパッケージングであったが、2002年により高額なマイバッハが登場したことにより、Sクラスはオーナードリブンカーとしての色彩を強くすることとなった。2006年、日本においては8,078台が新規登録された。これは、メルセデス・ベンツのモデルの中ではEクラス(9,639台)に次ぐ第2位である。以下、Cクラス(8,042台)、Bクラス(7,189台)が続く。(統計情報、日本自動車輸入組合)
ベンツ Sクラスの歴史
W108/W109の後継であるW116は1972年に登場した。このW116から正式に「Sクラス」と名付けられた。前モデルのW108/W109と大きく変わったのが外見のデザインである。特に、ヘッドライトはW108/W109が縦目のヘッドライトだったのに対し、W116は現在の乗用車と同じような横長の異型ヘッドライトを採用している。ターンシグナルレンズは大型化されている。エンジンは、2,800 ccの直6、3,500 ccと4,500 ccのV8に加え、戦後最大級となる6,900 ccのV8エンジンがラインナップされていた。この他、米国とカナダ向けの3,000 cc直5ターボディーゼルエンジンもあった。安全面では、事故の衝撃から乗員を守るパッセンジャーセルをはじめ、リア車軸上に設置されたフューエルタンク、運転者の傷害を軽減する4本スポーク・ステアリングなどの採用がある。さらに、1978年にはボッシュ製の電子制御ABS(前輪)のオプションが新たに設定された。
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