ベンツ 概要
1926 年(大正15年)のほとんど同時期に設立された世界最古の自動車会社である、ベンツ&シー・ライニッシェ・ガスモトーレン・ファブリーク(1883年 - 1926 年)とダイムラー・モトーレン・ゲゼルシャフト(1890年 - 1926 年)で1900年から使用されていた「メルセデス」を始まりとし、その後1926年の合併により、正式に「メルセデス・ベンツ」ブランドがスタートした。以降、社名はダイムラー・ベンツ(1926年 - 1998 年)、ダイムラー・クライスラー(1998年 - 2007 年)と変更されるも、ブランド名の変更はない。現在もドイツ、シュトゥットガルトを拠点に、乗用車と商用車を「メルセデス・ベンツ」のブランドで展開している。
ベンツの歴史
1886 年にドイツの技術者、カール・ベンツによって創設された世界最古の自動車メーカーの一つ。 1886年に世界初の自動車として初の特許を取得している。しかし当時は、自動車の有用性に気が付く者は無く、当時の交通の主役であった「馬を怖がらせる邪魔者」的な存在であった。そうした中、カール・ベンツの夫人であるベルタ・ベンツは、夫の発明がすばらしいものであるということを何とか世間に認めてもらいたいと考え、あるアイデアを実行に移す。1888 年(明治21年)8月 5日、夫カールがまだ寝ている間に、二人の息子と連れ立ち自動車に乗り、マンハイムの町を出発した。当時の道は、当然舗装されたものではなく、また空気タイヤもまだ自転車用が発明されたばかりだっため、自動車用は存在せず、その過酷さは余りあるものだった。さらには、ガソリンスタンドなども無いため、ガソリンを薬局で購入するなどして旅行を続けた。やがて陽の暮れる頃、106km離れたプフォルツハイムの街に到着する。疲れ果てたベルタと息子たち、そして自動車の回りに町中の人たちが集まり、ベルタたちに惜しみない賞賛の声が送られた。この速度(距離と時間)は、当時の馬車で10頭以上の馬を乗り換えなければならないほどのものだったのである。これらの成功により、ベルタの当初の目論見は達せられ、その後カールの発明は広く知られるようになった。同時に、ベルタは世界初の女性ドライバーであり、世界初の自動車長距離旅行として歴史に名を残すことになる。